題目 |
残念賞理由 |
平成13年度社会技術研究推進事業 |
バイオフィリア リハ ネット構築と高齢者活躍社会の研究 |
大変重要な研究テーマですが、従来の医療社会学の分野で展開される研究と思われます。領域横断的・俯瞰的なアプローチを求める本事業の趣旨からはやや距離があると感じられました。 |
平成15年度戦略的創造研究推進事業「社会システム/社会技術論」 |
超高齢社会が適応する新文明の構築に向けて |
高齢化社会における高齢者の自立は重要な課題であり、適切な問題意識の研究提案と思われます。リハビリは確かに重要な要素ですが、高齢者が元気に生き生きと活動できるための要因を包括的に捉えた上での批判的な検討がなされていない印象を与えたために、採択にいたりませんでした。 |
平成19年度社会技術研究開発事業「科学技術と社会の相互作用」 |
人口ピラミッド逆転社会における高齢障害者の自立生活可能社会確立の研究 |
超高齢社会における介護労働者、介護者の健康管理の問題にも着目した、長寿命化社会が抱える多様な課題の解決を目指す重要な提案です。これまでの代表者の実績からも.堅実な問題意識と構想が読み取れます。しかしながら「科学技術と社会の相互作用」という本研究開発プログラムでは.科学技術と社会の間に生ずる問題について、関与者が協働して評価・意思決定をし、対処法やシステム構築に資する成果の創出を目標としています。介護という重要な社会問題に対し、技術的な解決法制度的な解決を図ることは重要なアプローチですが、本プログラムの趣旨から例えば.生活者の視点による技術や制度の方向性の検討などが求められるべきではないか、といった疑念も生じて、残念ながら面接の対象とはなりませんでした。 |
平成19年度社会技術研究開発事業「科学技術と社会の相互作用」 |
世代共生を実現するパラダイムシフトに関する調査 |
ご提案は、長寿命化により年金など既存システムが破綻する危機に対し問題解決のための提言、具体的な技術、手法について実証まで行う研究開発プロジェクトの企画として重要性は理解できます。しかしながら、問題解決のためにどのような新しいパラダイムを目指すのかの具体的なイメージが読み取れず、問題解決に「社会的に取り組む」意義、体制が十分に考察されていないように見受けられ、残念ながら面接対象となりませんでした。 |